2007/08/18 (Sat) フォーク世代

夜、リビングでウトウトしてると『ＢＳに拓郎が出てるよ！』と
中学時代の友人からメールがきた。
《拓郎とかぐや姫ｉｎつま恋》をやっていたのだ。
懐かしい…　懐かしい… 

歓声をあげて聞き入ってるお客は４０・５０代の元若者！
おなかの出ているはげかかったおじさん、
体型が変わったおばさんらがノリノリで体を動かしている。 
     うんうん、この世代… 

あの頃、ラジオで深夜放送を聞くのが常で
翌朝はその話で盛り上がったものだ。
友達との連絡は一家に一台の黒電でヒソヒソと短めに…
今みたいに携帯なんて勿論ないから、
授業中に先生の目を盗みノートの切れ端に書いた手紙を
隣の席から前後左右に肩をつつきながら友達に回してもらい…

みんな、この歌を聞きながら青春してたんだよね。
《青春》ってことばすら死語か…

それを見て息子が『こんなのおもしろいんか？』って言う。
そりゃそうだよね。　 　
おでこが広くなったおじさんが 
   
     私は今日まで生きてみましたぁ～♪　
                 私は今日まで生きてみましたぁ～♪

って息も絶え絶えに声をはりあげて歌ってるんだもん…

誰もいなかったら《神田川》を聞きながら
鼻水たらしながら、オイオイ泣いていたかもしれません。
あの頃は単純に楽しかった…
守るものが何ひとつなかったから…






昔、我が家で　ジ～コ　ジ～コ　と回して使ってた黒電話！
私たちがプッシュホンにしても、お爺ちゃんはコレを使ってました。
時代が変わり、今はコ－ドレス・・・・
数年ごとに電池がなくなり、不通になるたび
｢黒電話が一番だ」と言います。

今になると、気持ちはよくわかります。
私の回りには、ついていけない機器だらけですから・・・